2025年4月25日

関東電炉粗鋼4月3.7%減 14事業所生産 異形棒・形鋼の出荷低迷

関東地区普通鋼電炉メーカー14事業所による4月の粗鋼生産量は前年同月比3・7%減、前月比2・4%減の31万7500トン前後になる見通しだ。新年度に入ったものの、建設現場の人手不足や資機材価格の高騰などを背景として建築案件が少なく、異形棒鋼や形鋼類の出荷は著しく低迷している。アジア向けビレット輸出も低レベルにとどまり、当面、厳しい市場環境が続くとみられる。