2025年5月21日

建材薄板 前期2社増益 高付加価値商品が寄与

大手建材薄板メーカー3社の2025年3月期連結決算が20日出そろった。国内の鋼板事業については需要の低迷が続き、特にめっき鋼板では輸入材の影響などもあり販売量が減少した。高付加価値商品の販売に注力したことで淀川製鋼所、JFE鋼板は利益を伸ばし、日鉄鋼板は減益となった。足元でも国内需要の低迷が続き、資材コストなどが上昇していることから26年3月期は厳しい事業環境が続くことが予想される中、各メーカーは製造実力の向上や高付加価値商品の拡大に向けて対応する。