2021年1月20日

「トップに聞く 昭和電線HD 長谷川隆代社長」 基盤事業で収益確保 車載・医療分野に注力

新型コロナ禍の影響により経済活動が大きく制限される一方で、第五世代通信規格(5G)の本格化や脱炭素社会に向けた取り組みが期待される2021年。昭和電線ホールディングスは、新たなビジネスチャンスを好機とするために事業改革を進めている。長谷川隆代社長に今後の戦略を聞いた。

 ――足元の事業環境をどうみるか。

 「建設・電販向けの電線の需要は、建設現場が止まった4―5月に比べ多少は回復してきている。古河電気工業との建設用汎用電線の共同販社であるSFCCを立ち上げるなど構造改革を進めており、一定の利益を確保できる体制とした。通信ケーブルは、5GやGIGAスクール構想により、工場の繁忙感はあるが、大きく需要が上がってきているという感覚はない。機器用ハーネスは、中国需要の立ち上がりが早く、ほぼ予定通りの収益を確保できている。巻線などの電装・コンポーネンツ事業は、上期に大きく打撃を受けたが、下期に入り電気自動車向けを中心に需要が急速に回復してきた。高機能無酸素銅線材は需要が低調だった時期に設備の改修を前倒しで行ったため、需要が旺盛な中で順調に生産できている」

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