2021年4月23日

本紙鋼材流通調査(上)供給難、値上げに拍車 今上期予測も「続伸」7割

鋼材市場が新型コロナウイルス禍から抜け出せない中、鉄鋼メーカーの鋼材値上げを受けて鋼材流通・加工業では2020年度末までに販価をおおむねトン当たり5000円から2万円程度引き上げたことが分かった。この後も5000円から2万円の値上げを目指すとする。前年度はコロナ感染防止で活動自粛した上期から、下期は経済活動の再開で自動車など鋼材需要が急回復、高炉メーカーのバンキングも相まって供給難に陥った。薄板を主体に仕入れ先からの入荷は半月から2カ月遅れとの回答が59%に達し、供給不足が拡大した。これらが鋼材値上げに拍車をかけた形だ。21年度上期予測でも市況の「上昇・強含み」は7割に達し、価格上昇局面が続く公算だ。

おすすめ記事(一部広告含む)