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2024.12.4
2021年5月11日
企業研究シリーズ/三菱マテリアル150周年ー素材の力で持続可能な未来を創るー(2)/小野 直樹社長に聞く(下)/金属など再資源化率引き上げ
――現在進めている2020―22年度の中期経営戦略(22中経)のポイントを。
「われわれの事業を通じて社会にどう貢献するのかを主眼に置いて、当社グループが目指す姿を明確に定めたのが一番のポイントだ。『社会的価値と経済的価値の両立を図る』ために、3つの具体的な姿を定めた。一つ目は銅を中心とした非鉄金属素材とそれを使った付加価値の高い機能材料・製品の提供を通じて豊かな社会の構築に貢献する。二つ目はリサイクル可能な製品の提供、高度なリサイクル技術による廃棄物の再資源化を通じて循環型社会の構築に貢献する」
「もう一つは鉱山技術を応用した地熱発電などの再生可能エネルギーの開発・利用促進、環境負荷低減を考慮したものづくりの徹底で脱炭素社会の構築に貢献する。30年から50年にかけてこれらを実現するための全社方針として、事業ポートフォリオの最適化や事業競争力の徹底追求、新製品・新事業の創出を進めていく。事業ポートフォリオの最適化については、これまで明示してこなかった、どの事業に注力していくのかということやそれぞれの事業にどのような打ち手を講じていくのかなどを明確にした。各事業の評価には資本コストを考慮するROICを初めて採用した」
「われわれの事業を通じて社会にどう貢献するのかを主眼に置いて、当社グループが目指す姿を明確に定めたのが一番のポイントだ。『社会的価値と経済的価値の両立を図る』ために、3つの具体的な姿を定めた。一つ目は銅を中心とした非鉄金属素材とそれを使った付加価値の高い機能材料・製品の提供を通じて豊かな社会の構築に貢献する。二つ目はリサイクル可能な製品の提供、高度なリサイクル技術による廃棄物の再資源化を通じて循環型社会の構築に貢献する」
「もう一つは鉱山技術を応用した地熱発電などの再生可能エネルギーの開発・利用促進、環境負荷低減を考慮したものづくりの徹底で脱炭素社会の構築に貢献する。30年から50年にかけてこれらを実現するための全社方針として、事業ポートフォリオの最適化や事業競争力の徹底追求、新製品・新事業の創出を進めていく。事業ポートフォリオの最適化については、これまで明示してこなかった、どの事業に注力していくのかということやそれぞれの事業にどのような打ち手を講じていくのかなどを明確にした。各事業の評価には資本コストを考慮するROICを初めて採用した」
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