2021年6月14日

JFE条鋼製造所長に聞く/東部製造所 稲村 信二氏/コスト競争力・品質向上

――細物鉄筋棒鋼のマーケット環境から。

「2020年度の国内向け鉄筋棒鋼出荷数量は700万トンを割り込み、新型コロナウイルス感染症影響もあって、予想していたよりも落ち込むスピードが速かった。20年度下期以降で需要減退の影響が本格化しており、21年度入り後も低迷は継続中で、上期の生産数量は前年同期比5%の減少を想定している。下期は前年同期比、上期比ともにプラスを見込んでいるものの、建築工事全体が後送り傾向になっており、先行きの動向を注視する」