2022年6月30日

沖電線の事業戦略/山口英雄社長に聞く/中欧米市場になお注力

機器用電線メーカーを取り巻く市場環境は回復の兆しを見せる。新型コロナウイルス禍によるパソコンやタブレット端末の増加、自動車業界における電気自動車(EV)化の進展などにより、FA(ファクトリー・オートメーション)・ロボット向けの需要が堅調に推移する。一方で世界的な原材料価格の高騰や部材不足が収益や生産を圧迫する。沖電気工業のグループ会社で機器用電線の製造・販売を手掛ける沖電線(本社=川崎市中原区)の山口英雄社長に、今後の事業戦略などを聞いた。