2023年12月13日

エネルギー資源リサーチの老舗ウッドマッケンジーによる金属・鉱業業界でのカーボン排出量と削減に対する分析・見通しにご興味のある方はこちらへ!






鉱業・金属産業における炭素排出量を削減する最大の好機


脱炭素化に秘策はありませんが、鉱業および金属加工分野では化石燃料から脱却するための大きなチャンスが到来しています。

著者: Anthony Knutson 金属・鉱業排出量研究リード(Metals and Mining Emissions Research Lead)
サプライチェーン全体にわたる排出量削減することで脱炭素化を実現していくため、今後10年足らずの間に、各業界では個別の課題を乗り越えることが大切です。

弊社の最新レポート、「基礎を築くために:2030年までの金属・鉱業の排出量削減の機会と課題」(Building the foundation: M&M emissions opportunities and challenges to 2030)は、エネルギー転換及びその他の業界に供給される原材料から排出されるCO2排出量を深く掘り下げて調査したもので、そこでは金属・鉱業業界において排出原単位が多岐にわたっていることが明らかになっています。これは排出量には様々な削減方法があることも示しており、2030年温室効果ガス排出削減目標を重要なマイルストーンとしながら、ネットゼロへ向かっていくことになります。

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多面的なアプローチが必須
多種多様の金属および鉱物資源の排出原単位を分析することにより、脱炭素化に不可欠な基準性が明らかになり、世界中で鉱物資源産業が排出量の直接削減に向けた極めて重要な変化点を迎えていることがわかってきます。

排出原単位は、金属・鉱業セクターでは下図に示すように多岐にわたります。


Scope 1

Scope 1における排出量削減の可能性は潜在的には高まっているものの、2030年まで大きな変化は見込めず、この期間は採鉱から金属加工まで脱炭素化に向け強固な基盤を構築する重要な転換期になります。

この時期においては主に、採鉱プロセスの近代化に加えまずは化石燃料を使用しない設備を大規模に導入し、製錬および精製の効率向上のため加工プロセスから炭素を排除する方法を見出していくことになります。

炭素の貯蔵CCUSへの投資は、特に各プロセスから炭素を排除するのが困難な場合に重要な手段になります。水素も加工、製錬、および精製における炭素の代替として位置づけられることとなります。

技術向上のためには、各ステークホルダーおよび製造業者間の協力が必須です。特にカーボンプライシングメカニズムにより価格メリットが出ることにより、先行者利益が期待できます。

Scope 2

各国の電力供給網からの排出原単位はこの先10年間にわたって減少することが予想されますが、そのペースは鉱業および金属業界が期待する脱炭素化に追従できないかもしれません。

これに対し多くの企業は個別対策を進めています。Scope 2での排出量削減の可能性が増大していく一方で、それぞれのリスクとリターンを理解することが重要です。排出量削減に向けた手段は、発電所の自社保有、自社運用からカーボンクレジットの購入まで多岐にわたります。

Scope 3

最も重要な課題と認識されているScope 3での排出量削減に取り組むには、バリューチェーン全体にわたって障壁を取り除きパートナーシップを促進する必要があります。

早期に取り組んでいくことで、仕組みや流れの構築をリードでき脱炭素に向けた業界全体の変革に対しても影響を与えていくことができるでしょう。

金属・鉱業業界の多岐にわたる排出量削減のリスク、課題、および機会についてもう少し知りたい方はこちら!
弊社の詳細レポート、「基礎を築くために:2030年までの金属・鉱業の排出量削減の機会と課題」(Building the foundation: M&M emissions opportunities and challenges to 2030)の抜粋をお読みになりたい方は、ウッドマッケンジーご記入フォームに必要事項をご記入ください。

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