2017年2月13日

東邦チタニウム、チタン製銘板を北九州市に寄贈 スタジアム竣工祝う

 【北九州】東邦チタニウムはミクニワールドスタジアム北九州(条例名称北九州スタジアム)の竣工を記念して、チタンインゴット製の銘板を北九州市に寄付。その贈呈式が10日、同スタジアムで行われた。同社の地域貢献の一環として寄贈したもので、チタン銘板は500キログラムのチタンインゴットを輪切りにしたもので、サイズは200センチ×100センチ。

 同市は優れた地元製品を広く紹介する「街かどショールーム」の取り組みを行っている。「北九州スタジアム」と刻印した同社のチタン製銘板を小倉駅に近いスタジアム南側ゲート付近に設置したほか、2階デッキに街角ショールームと称して市内企業の製品パネルなどを設置して、今後、さらなる認知度の向上と利活用の促進を図る。

 加賀美和夫・東邦チタニウム社長は「寄贈した銘板はチタンインゴットから製作したもので、酸化皮膜の厚みの違いで独特の光沢が出ている。金属チタンは人との親和性が高く、航空機から人工骨まで使われている。メンテナンスフリーで環境に優しい金属。環境都市北九州のエコスタジアムというコンセプトにマッチする。末永く親しんでもらいたい」とあいさつ。

 北橋健治・北九州市長は「スタジアムの一番目立つところに設置した。ファンタスティックな光沢を放つチタン銘板を見て、触れていただき、チタンの魅力を知っていただければ」と感謝の言葉を伝えた。