2015年11月19日

高炉4社粗鋼、15年度300万トン減8180万トン 下期は前年並み見込む

 新日鉄住金、JFEスチール、神戸製鋼所、日新製鋼の高炉4社の2015年度の粗鋼生産量(単独ベース)は前年度比300万トン減の8180万トン程度となる見通しだ。上期は国内の需要回復が想定より遅れ、高止まりする鋼材在庫適正化に向けた生産調整も継続したため、前年同期比300万トン減の4011万トンにとどまった。下期は上期比160万トン増で、前年同期並みとなる4170万トン程度への一部回復を見込むが、輸出市場の環境が悪化しているため下振れする可能性もある。

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