2015年12月28日

日本鉄鋼業界、輸入鋼板 監視体制を強化 財務省が統計細分化

 日本の鉄鋼業界は輸入鋼板の監視体制を強化する。財務省は輸入通関統計で2016年1月から熱延、冷延コイルで新たにハイテンなどの分類項目を設けることで側面支援する。業界関係者によると、自動車などでハイテン材や合金鋼酸洗材が増えているのに対応し、モニタリングを強化する狙い。世界的な鉄鋼生産能力の過剰が続くなか、通商摩擦が増えており、日本の業界では輸入増を警戒しており、数量、価格を含めてより詳細な実情把握に努める。

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