山形県南陽市梨郷地区の「日鉱　里山・龍樹の森」で今月17日、同市主催、ＪＸ日鉱日石金属共催の桜記念植樹イベントが開催された。ＪＸ金属は社会貢献活動の一環で、2009年度から同地区・龍樹山の森林整備活動を支援。今回は桜の苗木100本を山の尾根沿いに植え＝写真、将来たくさんの花が咲くよう参加者一同で祈念した。

　白岩孝夫・南陽市長、南陽市議会議員、龍樹山の整備に関わってきた地域住民、地元小学校の児童、ＪＸ金属関係者など総勢120人ほどが参加。太田達二・ＪＸ金属常務が開会式のあいさつに立ち、「森の整備は一朝一夕で成し遂げられない。継続的な整備活動が一つずつ成果を上げてきている。私どももささやかながら支援させていただく」と述べた。

　梨郷地区のシンボル的な山である龍樹山（標高376メートル）の南斜面から、近隣の南陽市総合公園にかけての約13ヘクタールが対象地域。既存の樹林の保育作業や、桜などの植栽による里山整備を進めてきた。