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神戸製鋼 神鋼鋼線を完全子会社化 成長分野に注力 エンジ・高付加価値品強化 9月1日付

2026.05.12 / 2 min read
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神戸製鋼所と神鋼鋼線工業は11日、2026年9月1日付で神戸製鋼所が神鋼鋼線工業を株式交換によって完全子会社化すると発表した。両社の経営資源を最大限に相互活用し、迅速かつ機動的な意思決定の下、神戸製鋼所の素材・情報基盤と神鋼鋼線工業の加工・開発技術を組み合わせることで既存分野を強化するとともに、防災・減災対応の需要が拡大するエンジニアリング関連分野や、高い耐久性や機能性が求められる用途向けの高付加価値製品などさらなる成長分野に進出できるとみる。神鋼鋼線工業は8月28日に東証スタンダード市場上場を廃止する予定。

神戸製鋼所の海外拠点や起用商社との連携を強化することで神鋼鋼線工業の海外戦略を推進し、中・長期的な収益基盤の安定化につなげる。さらに神鋼鋼線工業が他の二次加工メーカーと連携を強化することで商圏の拡大や国内外での事業機会の取り込み、母材から最終製品まで一貫した事業運営による価格転嫁を含めた収益管理の実効性向上や採算管理の高度化、サプライチェーンの最適化による収益力向上、事業基盤拡大などを見込む。

神戸製鋼所の持ち株比率は現在43・48%。株式割当比率は神鋼1に対し、神鋼鋼線工業を0・94とする。株式交換によって交付する神鋼株式は313万9738株を予定している。

神鋼鋼線工業グループは神鋼鋼線工業と子会社8社、関連会社1社で構成。高級線材製品の国内トップメーカーとして、特殊鋼線関連事業、鋼索関連事業、エンジニアリング関連事業という三つのセグメントを中心に事業を展開している。

線材二次製品を取り巻く事業環境は少子高齢化や人口減少を背景とした中長期的な構造変化が進展。主要需要分野である公共事業分野は新設需要が減少する一方で維持更新需要が拡大し、自動車関連分野においてはEV(電気自動車)化の進展に伴う部品構成の変化とともに、景気動向や地政学的リスクの影響などによって需要変動が生じている。また、海外メーカーが鋼線・ワイヤロープ製品市場において低価格製品を投入するなど、マーケットが変化している。

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