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丸紅、低炭素材事業を拡大 グリーンアルミ販売増 LiB再生事業化進展

2026.06.09 / 2 min read
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 丸紅の金属部門は低炭素素材のビジネス拡大を推進する。英資源大手リオティントが生産する低炭素アルミの国内での販売は着実に増加。出資するベトナムのアルミリサイクル企業も販売が順調に伸びている。リチウムイオン電池(LiB)のリサイクル事業を手掛ける英米の出資先も事業化が進展。一方でリサイクル関連の事業をさらに伸ばしていくためには、いずれも安定した原料集荷が課題になるとみている。

 リオティントとは、同社がニュージーランドの製錬所で再生可能エネルギー由来電力を使い生産した低炭素アルミ製品ブランド「RenewAl」の販売で提携。2023年に日本の大手二輪車メーカーと供給契約を結んで以降、販売実績を積み上げている。

 現在は国内の十数社に供給。田口誠二部門長は、「二輪、四輪のOEMや建材関係で幅広く購入いただいている」と話す。低炭素アルミの市場規模が世界的に拡大する中、リオティントの低炭素アルミは証書を出せることもあり特に引き合いが強い。低炭素プレミアム(割増金)も上昇傾向にある。

 昨年2月に出資したベトナムのアルミリサイクル企業ゲット・ミン・ツー(NM2)は、生産能力を順次拡大。増産分も全て買い手が付く状況にある。丸紅はマーケティングやコーディネート、ロジスティクスで協力している。

 NM2が同国内で使用済みアルミ缶などを集荷。アルミ再生地金を生産し、その地金を基に国外で生産されたアルミ圧延品を製缶メーカーに供給するリサイクルスキームに取り組む。丸紅はマイナー出資だが、将来的な追加出資も視野に入れる。

 LiBリサイクルでは米サーバ・ソリューションズと英アルティリウム・メタルズに出資している。サーバは使用済みLiBなどからコバルト、ニッケルやリチウムを含む濃縮原料のブラックマスを製造する設備の既存生産ラインに加え、拡張1ライン目が稼働し、同2ライン目も建設がほぼ完了している。

 原料の処理効率を高めるため、仕様が異なる使用済みLiBを効率的に解体する前処理技術の高度化などにも取り組む。サーバでは硫酸塩まで加工度を上げることも検討していたが、これについては時間をかけて見極める方針だ。アルティリウムは実証プラントが稼働しており、工業規模のプラントのデザインを進めている。

 NM2やサーバの事業に共通する課題が、ニーズに応じたリサイクル原料の集荷だ。ベトナムでは政府が国内のスクラップ流通網の整備を進めるが、依然として中国などに流出しているものも多い。使用済みLiBも「取り合いが起きている」(田口部門長)。リサイクル事業のさらなる成長に向けては、安定的な原料集荷が鍵になると考えている。

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