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関東地区 Ni系ステンレス冷薄市況 1万円上伸、なお強基調 流通、価格転嫁を継続

2026.06.23 / 1 min read
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関東地区のニッケル系ステンレス冷延薄板市況は足元、強基調が続いている。メーカーの値上げが続いたことで、今月に入り市況は前月に比べトン1万円上伸したが、流通はコストの上昇分を転嫁し切れておらず、価格転嫁を続けている。原料のニッケル高が続いており、メーカーは追加の値上げに動く可能性があることから、流通は来月以降、値上げ姿勢をさらに強める見通しだ。

 日本製鉄はニッケル価格の上昇を受けて、6月契約価格を2万5000円上げ、上げ幅は価格改定に取り組み始めた昨年夏からの累計で10万5000円となった。一方、流通の販売価格は仕入れ値上昇分ほどは上がっておらず、引き続き価格の転嫁を図っている。

 需要は半導体中心に回復基調にあり、市中の荷動きが増えている。全国ステンレスコイルセンター工業会による4月のニッケル系冷延の販売量は前年同月比6・8%増の2万4955トンと、5カ月連続増加した。在庫は1・3%減の6万2124トン。在庫率は2・49カ月と0・03ポイント低下し、1年1カ月ぶりに適正水準と言われる2・5カ月を下回り、需給が引き締まりつつある。

 安価な輸入材が市況の上値を重くしていたが、海外メーカーも値上げを行い、輸入材の価格が上がり、国内市況の上昇につながった。入着量も減少傾向にある。流通は在庫簿価や人件費・物流費などの上昇もあり、仕入れ値上昇分に各種コストを加えて価格の引き上げに取り組んでいる。

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