激動の時代において、不変の価値とは何か。
最前線で舵を取るリーダーが、その胸中を明かす。
最前線で舵を取るリーダーが、その胸中を明かす。
金属材料販売・加工のキタキン(本社=長野県箕輪町、北田信明社長)はセンターレス研磨の加工賃を3年ぶりに引き上げる。中東情勢の悪化で燃料・副資材価格が高騰。人件費の上昇も続いており操業コストが研磨事業を圧迫し始めている。事業継続のためには加工賃の適正化が必要と判断。今秋からの改定を目指し顧客との交渉を開始した。
センターレス研磨の加工賃改定は、径16ミリ前後のベースサイズでキロ10―15円、径3ミリ以下の細物や難削材が50円以上、径2ミリ以下などの特殊材は200円以上の値上げ方針を示す。
足元の需要は旺盛だ。センターレス研磨拠点の飯田工場(長野県飯田市)には長さ1・5メートルから4メートルの長尺物まで対応可能な研磨機が6基ある。今年3月頃から需要が垂直で立ち上がっており、「新規で受注できる余裕がない」と北田社長は説明する。
半導体分野の需要が急激に伸びている。国内で半導体関連の工場建設が相次いでおり製造装置向けの精密研磨の需要が高水準。加えてデータセンターやハードディスク駆動装置(HDD)分野の精密研磨の需要も旺盛で、すでに来年度の需要も見えている
このため売上高は毎月、前年同月を上回る状況だが利益面では厳しい状況が続く。中東情勢の悪化を受けてエネルギーや副資材コストが上昇しているためだ。安定した精密研磨を行うための部品洗浄剤や機械の潤滑油などが軒並み大幅な値上がりをしている。さらに不測の事態に備えて通常より在庫を多く持っておくためのコストや、人件費なども上昇傾向にある。
来年以降にはセンターレス研磨機を増設して6メートルの棒材を研磨できる体制を整える計画がある。「顧客対応力を強化しながら安定したセンターレス研磨を継続するためにも加工賃の適正化をお願いしたい」と北田社長は加工賃改定に理解を求める。
キタキンは1966年創業の金属材料流通。箕輪町の本社倉庫にはアルミ合金や黄銅系の丸棒から、ステンレスや普通鋼、快削鋼などの鉄系の丸棒までを在庫する。飯田工場はセンターレス研磨の拠点。23年にグループ会社で鋼材流通の前沢鉄店の敷地内に移転して研磨事業の体制強化を進めている。

センターレス研磨の加工賃改定は、径16ミリ前後のベースサイズでキロ10―15円、径3ミリ以下の細物や難削材が50円以上、径2ミリ以下などの特殊材は200円以上の値上げ方針を示す。
足元の需要は旺盛だ。センターレス研磨拠点の飯田工場(長野県飯田市)には長さ1・5メートルから4メートルの長尺物まで対応可能な研磨機が6基ある。今年3月頃から需要が垂直で立ち上がっており、「新規で受注できる余裕がない」と北田社長は説明する。
半導体分野の需要が急激に伸びている。国内で半導体関連の工場建設が相次いでおり製造装置向けの精密研磨の需要が高水準。加えてデータセンターやハードディスク駆動装置(HDD)分野の精密研磨の需要も旺盛で、すでに来年度の需要も見えている
このため売上高は毎月、前年同月を上回る状況だが利益面では厳しい状況が続く。中東情勢の悪化を受けてエネルギーや副資材コストが上昇しているためだ。安定した精密研磨を行うための部品洗浄剤や機械の潤滑油などが軒並み大幅な値上がりをしている。さらに不測の事態に備えて通常より在庫を多く持っておくためのコストや、人件費なども上昇傾向にある。
来年以降にはセンターレス研磨機を増設して6メートルの棒材を研磨できる体制を整える計画がある。「顧客対応力を強化しながら安定したセンターレス研磨を継続するためにも加工賃の適正化をお願いしたい」と北田社長は加工賃改定に理解を求める。
キタキンは1966年創業の金属材料流通。箕輪町の本社倉庫にはアルミ合金や黄銅系の丸棒から、ステンレスや普通鋼、快削鋼などの鉄系の丸棒までを在庫する。飯田工場はセンターレス研磨の拠点。23年にグループ会社で鋼材流通の前沢鉄店の敷地内に移転して研磨事業の体制強化を進めている。
