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UACJと山一金属 合弁会社、今期中に本稼働

2026.07.29 / 2 min read
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UACJとアルミ総合リサイクルメーカーの山一金属(本社=静岡県長泉町、大賀丈久社長)が出資するアルミ缶(UBC)加工処理合弁会社、UACJ山一アルミ缶リサイクルが今期中に本格稼働する見通しだ。現在は立ち上げ段階にあり、処理した原料をどの製品にどの程度投入するかを検証しながら運転条件を詰めている。

 フル稼働時には月間約2000トン、年換算約2万4000トンの処理能力を見込む。アルミ缶からアルミ缶へ再生する「Can to Can(キャン・トゥ・キャン)」の中核設備として、アルミ水平リサイクルの拡大を後押しする。

 同社はUACJ福井製造所(福井県坂井市)内に設立。資本金は1億円で、出資比率はUACJ60%、山一金属40%。設備投資額は約52億円で、UBC加工処理とアルミ板製造を一体運営し、UBC利用拡大とスコープ3のCO2排出量削減につなげる。

 設備ではUBCを破砕、選別、焙焼し、塗料を除去したDCC(脱塗装アルミ缶チップ)を製造する。DCCは福井製造所で溶解、鋳造、圧延され、再びアルミ缶材として利用される仕組みだ。

 隈元穣治取締役専務執行役員は、同社の稼働について「これまで構想してきたリサイクルの仕組みが実際に動き始めた」との認識を示した。現在は処理したリサイクル原料をどの製品にどの程度配合するかを確認しながら立ち上げを進めているという。

 設備面で大きな制約はなく、今期中の本格稼働を目指す。UACJは2030年度にリサイクル率80%を目標に掲げており、同社の稼働は缶材の水平リサイクル拡大に向けた重要な取り組みとなる。

 UACJと山一金属は21年にUBC加工処理で協業する基本合意を締結し、23年に合弁契約を結んだ。山一金属は原料調達や加工処理技術を担う。両社はキャン・トゥ・キャンの取り組みを加速し、循環型アルミ利用の拡大を図る考えだ。

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