2021年12月27日

点検 鉄鋼市場/鉄スクラップ

関東/1―3月/2月初旬までジリ安か

 関東地区の鉄スクラップ市況は年明け後もジリ安推移が続き、2月初旬に底を打つとみられる。足元は日本の価格が独歩高のため輸出成約が難航し、需給が緩んでいる。出荷が旺盛なH型鋼や薄板などを生産する中部以西の電炉メーカーは原料購入意欲があるものの、海外からの下げ圧力のほうが強い。ただ12月の中国の鋼材相場・鉄スクラップ相場の反発が年明け後にアジア全体の強気材料として作用する可能性が指摘され、日本の相場も来年2月初旬の春節(旧正月)前後に下げ止まると予想する声が聞かれる。









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