日本製鉄、HRX19を改質 液化水素向け素材開発 水素ステーションで採用実績

日本製鉄は高圧水素用ステンレス鋼「HRX19」の液化用ステンレス鋼「HYDLIQUID」（ハイドリキッド）を開発し、15日に初公開した。ハイドリキッドは耐水素脆性を確保した上で極低温靱性を併せ持つ素材で、HRX19に比べ、バナジウムとニオブの含有量を低減した。HRX19と同様にXM―19（ASME規格）の成分範囲の中で成分・製法を調整したもので、素材形状は冷間仕上げシームレス鋼管およびステンレス棒鋼として供給する。