2025年9月24日

全国粗鋼 コロナ後最低 25年度上期 生産4000万トン見込み 建設分野落ち込み響く

2025年度上半期の全国粗鋼生産量は約4000万トンと前年同期を下回り、上半期として21年度以降の最低となる見込みだ。新型コロナ禍に直面した20年度の同期を上回るものの、コロナ禍前の19年度同期から1000万トンほど減る見通し。新設住宅着工戸数が前年を2割強下回るなど資材高や人手不足の影響で建設分野の需要がとりわけ落ち込んでいる。海外市場の不振を受けて製造業分野の需要も弱く、粗鋼は減産傾向が続き、過去半世紀の最低となった20年度(8279万トン)を下回る可能性がある。





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