2012年2月17日

超硬工具大手2社、タングステン鉱山に出資検討 脱中国で安定調達

 国内大手超硬工具メーカー2社が、海外のタングステン鉱山への出資を検討している。三菱マテリアルは現在、ポルトガルのパナスケイラ鉱山の権益取得に向けて、間接出資者の双日と協議中。住友電気工業も海外鉱山への出資を目指し、カナダのマクタン鉱床開発プロジェクトなどを検討候補に挙げる。

 タングステンは超硬工具の主原料だが、産出量の約8割が中国に集中。供給途絶リスクが高いため、鉱山権益を得ることで安定した原料調達体制を構築する。







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