2021年11月16日

中部地区 磨棒鋼生産 向け先明暗 半導体、増産投資が拡大 自動車、部材不足で下振れ

中部地区の磨棒鋼の生産が、半導体製造装置向けと自動車部品向けで二極化している。半導体製造装置は幅広い製造業種での半導体不足の深刻化で増産投資が拡大している一方、自動車はその半導体不足などを背景に9月以降生産計画が下振れしている。同地区の磨棒鋼メーカーは、半導体製造装置向けに高位の生産を続けているが、自動車部品向け需要家の生産管理動向に伴い、夏場に比べて1―3割程度生産を落としている格好だ。