2021年12月14日

中国鋼材市況が反発 減産効果で需給安定化

 秋に急落した中国の鋼材市況は鉄鋼メーカーの減産によって需給が締まり、底入れから反転の様相を呈してきた。熱延コイルは上海地区で先週にトン80元(約1500円)上昇。市中の鋼材在庫が減り続け、北京など他の地区でも反転した。CO2排出削減を目的とした鉄鋼減産は来年も続く公算大。減速気味の景気を支えようと地方特別債務の発行や不動産開発企業への金融機関の融資が政府の指示で再開されており、需要の回復と安定した需給が見込まれ、鋼材、鉄鋼原料とも価格は高位にとどまる見方が広がっている。












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