2022年10月26日

中国の鋼材市況軟化 不動産など需要後退懸念

【上海支局】中国の鋼材市況が軟化している。国慶節連休明けに低調な需要を嫌気して2週連続下落。共産党大会が22日に閉幕したが具体的な景気浮揚策は示されず、先物市場の鋼材価格は下がり続けた。原料価格は高止まりし、粗鋼の減産方針から市中の鋼材在庫は減少して前年の水準を下回り、需給に緩みは見られないものの、長引く不動産不況やゼロコロナ政策が需要の足かせとなり、市場の不安感が鋼材市況に反映される状況が続きそうだ。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more