2022年12月5日

中国鋼材市況が反転上昇 不動産対策や封鎖緩和 政策を好感

【上海支局】中国の鋼材市況が上昇に転じてきた。政府の不動産対策やコロナ規制緩和の動きを市場が好感し、上海の熱延コイル市況は先週末にトン3950元(約7万7000円、増値税込)と4週連続合計220元上がった。鉄鋼減産による市中在庫の大幅な減少も効いているが、足元続く都市封鎖や不動産不況、冬場の不需要期から市況の上昇幅は限られるとみられている。焦点となる政府の景気・防疫対策はなお流動的。鋼材輸出が一定量維持される中国の経済動向は国際鋼材市況の年初の水準に強く影響しそうだ。





日刊産業新聞DIGITAL日刊産業新聞 紙版 







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more