2024年2月6日

中国鋼材市況 春節前頭重く 不動産不況長引き需給緩む メーカー生産動向焦点

【上海支局】中国の鉄鋼市場がさえず、一時上がった上海の鋼材市況は先週に下がり頭重い展開を見せている。2月10日からの春節(旧正月)連休を控え、末端の取引はすでに「休場」の様相。全国的な寒波もあって需要が冷える中、政府の景気対策を見込む鉄鋼メーカーは生産を増やし、製鉄所や市中の鋼材在庫が増え、需給は再び緩んでいる。長引く不動産不況が需要の足かせとなり、鋼材の軟調な市況や高水準の輸出が続く環境は変わりそうになく、春節後もメーカーの生産姿勢が需給の焦点となる。





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