2011年4月6日

使用済みアルミ缶、ひも付き入札大幅減

 東日本の市町村など自治体が開催する使用済みアルミ(UBC)入札は、大震災以降、ひも付きの札入れが大幅に減っている。

 商社筋は「メーカーは当面の生産見通しが立たないため、UBCの購買に消極的」と指摘する。これを受けて、問屋業者は独自の判断や思惑で入札するケースが急増。最大用途のアルミ缶再生地金(RSI)については、「メーカーは夏場の計画停電前に造り置きしておきたい狙いがあり、5月までに需要が急回復する可能性もある」。