2016年10月21日

昭和電工、黒鉛電極 独SGLの事業買収

 昭和電工は20日、独SGLが手掛ける黒鉛電極事業を買収すると発表した。買収額は230億円。産業新聞の推定では、今回の買収で同事業での昭和電工の世界シェアは従来の約12―13%から34―36%になり、米GPIを抜いて首位となる。電炉で鉄スクラップを溶解する際に使用する黒鉛電極は世界的な供給過剰状態が続く。これまで世界シェア2位だったSGLは世界展開を進める中で一部に効率の低いプラントを抱えていた模様で、昭和電工はSGLの一部プラントの見直しを図ることで供給サイドをスリム化し、足元の需要状況に対応する方針と見られる。







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