2018年7月19日

伸銅品需要、五輪関連まだ見えず

 東京五輪開幕まで約2年となったが、市中の伸銅品の荷動きからは関連した引き合いが期待されていたほど見られない。競技施設やホテルの建設、インフラ整備では銅管、黄銅棒、銅ブスバーなどさまざまな伸銅品が使われるが、関東の伸銅品問屋在庫の動きを見る限りではこれらの受注は目立って増えていない。全体的に安定したレベルの需要はあるが、特需的な伸びはないまま2020年を迎えるのかもしれない。