2021年8月18日

三芳合金工業 熱間穿孔機を新設

特殊銅合金メーカーの三芳合金工業(本社=埼玉県三芳町、萩野源次郎社長)は航空機関連の設備を増強する。航空機の足回りに使われるブッシング材料の自社生産を目的に熱間穿孔機を新設。歩留まりを従来の鍛造での製造方法に比べて高められる。今月中に設置が完了し、10月頃をめどにサンプル出荷を始める。さらに電気炉を2台増設して生産性を高めることも計画している。航空機関連需要は中長期的に拡大が見込まれており、強化した設備能力を生かし新規受注の獲得を目指す。