2022年8月30日

JX金属、スポーツで地域活性化

JX金属は茨城県の県央・県北地域でスポーツなどを通じた地域貢献活動を強化中だ。日立鉱山を開発した創業の地で、現在も日立事業所(日立市)と磯原工場(北茨城市)という主力工場のある重要地域。先端素材の生産能力増強や新工場建設も進めている。近隣のひたちなか市にも新工場を建設する計画。同社にとって今後さらにこの地域の重要性が高まることから、事業拡大に向けて理解を深めてもらうほか地域の活性化にも貢献したい考えだ。





日刊産業新聞DIGITAL日刊産業新聞 紙版  2022年4月にフットボールクラブ水戸ホーリーホックとパートナー契約を締結した。ホーリーホックは「新しい原風景をこの町に」を合言葉に地域活性化のための活動を行っている。日立鉱山を開発した創業当時から受け継ぐ「地域との共存共栄」の理念が共通しているため、JX金属はホーリーホックと連携して地域活性化に取り組む。

具体的には広告協賛にとどまらず、サッカースクールなど青少年育成活動や市町村のPR活動支援、農業支援、人口減少などの地域課題解決に取り組むホーリーホックを支援する。28日に日立市市民運動公園陸上競技場で開催された「JX金属サンクスマッチ2022Jエリートリーグ 水戸ホーリーホックVS栃木SC」も地域活性化を期待した企画だ。今後も県央・県北地域活性化のための活動をホーリーホックと協議を進めている。

JX金属は、パートナー契約を締結した4月にもJX金属サンクスマッチを開催。ホームスタジアム(ケーズデンキスタジアム水戸)のピッチサイド看板や緩衝帯バナー広告の掲載、ユニフォーム袖への広告掲載などを行っている。県内の交通広告や新聞広告でもホーリーホックと連携した広告を掲載してきた。

日立市の日鉱記念館にはホーリーホック応援コーナーを設置。コラボグッズの配布キャンペーンなどの企画も行い、これまで記念館に足を運ぶことのなかった新規の訪問者が増加したという。