ＬＩＸＩＬ 建材下期シェア回復想定

ＬＩＸＩＬの建材事業は下期の国内シェア回復を想定する。新設住宅着工戸数の復調が見込めない中、今期は国が主導する断熱改修の補助事業により、内窓など断熱リフォーム商品の販売が伸びている。瀬戸欣哉社長は31日の決算説明会で「先行していた値上げに他社も追随し市場が落ち着いてきた。新築需要が回復せずともシェア回復である程度販売を伸ばす」と語った。苦戦が続く海外事業は収益改善を目的に構造改革を進めている。