2025年3月6日

アルミ対日プレミアム交渉 生産者14%高260ドル提示

 4―6月期のアルミニウム新地金対日プレミアム(割増金)交渉が始まった。一部の生産者は前四半期より約14%高いトン260ドルを提示してきた。米トランプ政権によるアルミ関税のリスクを織り込んだためとみられる。ただ、国内需要の回復は鈍く、欧州ではプレミアムが下落傾向にあることから、対日プレミアムの一段高に需要家側は難色を示す。生産者との意識に隔たりがある中、今回の交渉も長期化する可能性が出てきた。