2020年1月27日

鉄鋼・アルミ上乗せ関税 米政府、加工品にも拡大

米政府は24日、米通商拡大法232条に基づく鉄鋼、アルミ製品への上乗せ関税の対象を加工品にも拡大すると発表した。鉄鋼で25%、アルミで10%の上乗せ関税を課しているが、関税のかからない釘など加工品の輸入が増えたためという。指定した鉄鋼の加工品に25%、アルミ加工品に10%の関税を2月8日から課し、こうした「迂回」輸入を防ぐ狙い。まだ対象リストが公表されておらず、影響は明らかではない。日本の業界や政府関係者は詳細の確認に当たっている。