2021年11月2日

神戸製鋼、ポゾリスソリュとジオポリマー試作品を共同開発 高流動性・強度を実現

 神戸製鋼所は1日、建設化学品メーカーのポゾリスソリューションズと通常のコンクリート・モルタルと比べ、製造時の二酸化炭素(CO2)排出量を低減し、高流動性と強度を持ち、多様な用途に対応できる「ジオポリマー(GP)」の試作品を共同開発したと発表した。両社は流動性や強度の詳細を検証、独自の添加物を使用し、高い流動性の保持と強度を確保することに成功。神鋼加古川製鉄所の生産工程で使用したアルカリ性溶液も添加物に有効活用し、従来添加物のアルカリ溶液ほどではないが、一定の強度改善効果を持たせ、水分量を抑えることで極めて短時間で高強度が得られるGPの製造方法を確立した。

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