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2021.3.2鉄スクラップ、国内相場の上昇続く 需給ひっ迫 先高観依然強く
国内ステンレスメーカーの生産が緩やかに回復してきた。最大手の新日鉄住金ステンレス(NSSC)では冷延薄板の全体生産量がピーク比5割弱から7割程度に、日本冶金工業は製造子会社のYAKIN川崎で6割強、日本金属工業は衣浦製造所で約7割まで増加し、足元の稼働率が上がっている。原料ニッケルの価格上昇によってステンレス製品に先高観があり、アジア向けの輸出量が増えているため。
一方、内需は底を打ったとみられるが反転までにはいかず、需要の本格回復には至っていない。どのメーカーも需要見合いの生産活動に注力しており、市場動向を見ながら稼働率を上げていく方針だ。
H2 | 新断プレス |
41500円 (―) | 43300円 (―) |
384.29ドル (-0.75) | 400.96ドル (-0.78) |