2010年3月10日

普通鋼電炉、新年度 経営に赤信号

 普通鋼電炉メーカー各社は、建設需要の低迷に加え、原料鉄スクラップ価格の急騰により、新年度は赤字スタートを余儀なくされそうだ。

 鉄スクラップは年初からトン9000―1万円(40%)値上がりする一方、鋼材出荷単価はいぜん下落しており、代表品種の異形棒鋼は「大半のメーカーが月次で数億円の赤字」(大手小棒電炉メーカー営業担当)という。メーカーは鋼材販価の引き上げを表明しているが、値上げ浸透に時間がかかっており、普通鋼電炉メーカーの経営に赤信号がともっている。







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