2011年3月4日

普通鋼電炉、再編問題再び浮上 収益改善進まず

 普通鋼電炉メーカー各社は、”原料高の製品安”を受け、2年連続で新年度赤字スタートを余儀なくされそうだ。足元、鉄スクラップ価格がトン4万円前後で高止まりする中、製品出荷単価は異形棒鋼が5万円台、H形鋼も6万円台にとどまっており、各社トン1万円以上の赤字に苦しんでいる。

 「すでに上期赤字は確定した」(大手電炉首脳)との見方もあり、慢性的な赤字体質からの脱却に向け、あらためて構造改革の必要性が高まっている。







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