2010年5月18日

台・CSC、高雄CGL能力増強

 台湾の中国鋼鉄(CSC)は自動車向けなど高級鋼板の供給量を増やすため、高雄製鉄所の溶融亜鉛めっき鋼板設備(CGL)の能力を2011年に引き上げる。能力など詳細は今後詰める。

 グループの中龍鋼鉄の新熱延ミルが、このほど試験操業を開始。来年2月に高雄の第3冷延ミルが7月から前倒しで稼働するなど母材の供給力が増すため。2012年末の中龍第2高炉火入れと同熱延ミルの拡張でグループの鋼材生産能力を2000万トンに高め、旺盛なアジア市場をとらえる。

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