2011年2月2日

収益改善の兆し 市況上昇後押し=本紙流通アンケート

 2011年は市況上昇で、鋼材流通の収益が改善する兆しが出ている。産業新聞社の流通取材班では形鋼、棒鋼、鋼管、二・三次製品(線材、カラー鋼板)の東京・大阪地区主要鋼材流通に対して、経営アンケート(64社が回答)を実施した。

 その結果、現在の市況動向は半数近く(49・2%)が「上昇・強含み」と答え、昨年後半の軟弱展開から一転、原料高によるメーカー値上げを受け、市況は強含みに転じている。一方、需要は60・2%が「横ばい」、景況感は48・5%が「悪い」とする回答が上位を占めており、国内鋼材マーケットは依然厳しく、逆風下で市況が強基調に転じているという結果になった。







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