2011年3月25日

鉄スクラップ 関東、需給急速に緩和

 関東地区の鉄スクラップ需給が急速に緩和している。計画停電などの影響で、関東電炉メーカー各社は操業が難航し、いぜん鉄スクラップ荷受け時間の短縮、入荷制限などを継続。国内の主要輸出拠点がある東京湾岸でも、荷止めが相次いでいるほか、「放射能問題もあり、域外出荷の見通しも立っていない。当面、鉄スクラップ余剰感は解消されないのでは」(商社)とみる向きもある。

 また、東京より2000円前後高値で推移していた大阪では、電炉各社が入荷回復などを受けて、さらに買値の引き下げを進めている。







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