2012年2月22日

高炉、電気めっき輸出商談 800ドル水準に回復

 高炉メーカーが進めている電気めっき(EG)鋼板の輸出商談(スポット・店売り向けが対象)は、3月積みで前月比30―50ドル上昇し、FOB800ドル前後の水準に回復した。

 市況低迷に悩むアジアの鉄鋼ミルが、輸出数量を抑制する一方、昨秋のタイ洪水によって操業停止や減産を余儀なくされた中国・華南や東南アジアの電機・OAメーカーなどが増産シフトに入り、需給がタイト化したためだ。また、ホットコイル市況が続伸気配を強めていることで、底値とみた需要家からの引き合いが増えていることも、市況上伸につながった。

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