2012年6月6日

韓国新興電炉の咸陽製鋼、過剰投資響き倒産

 韓国の新興電炉メーカー・咸陽製鋼(ハムヤン、本社=慶尚南道咸陽郡)は4日、不渡り事故を起こし事実上倒産した。負債額は金融債務を除き300億ウォン強(20億円強)とみられている。

 韓国の電炉業界はここ数年設備導入が増加し、鉄スクラップの調達難や販売不振が見られていた。咸陽は過去3年で電気炉2基を導入して業容拡大を進め、2012年4月から棒鋼用のビレット生産(年産80万トン)を開始していた。過剰投資による資金繰りの悪化が原因とみられる。







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