中央圧延、今月末で操業休止 王子に一部設備を譲渡

　平鋼専業電炉メーカー、中央圧延（本社＝埼玉県越谷市、内藤廣海社長）は14日開催の取締役会において、3月末で操業を休止し、平鋼事業から撤退することを決めた。すでに先週末で製鋼の操業を停止している。また生産設備の一部を、平鋼最大手である王子製鉄（小林雅美社長）に譲渡する方向で検討を開始した。これで2014年入り後に事業停止を決定した普通鋼電炉メーカーは、平鋼専業メーカーの大三製鋼、北海道異形棒鋼メーカーの新北海鋼業に続いて3社目。関東の平鋼専業電炉メーカーは王子製鉄のみになる。