2015年2月12日

普通鋼電炉上場12社 4-12月業績大幅好転

 普通鋼電炉メーカー上場12社(連結10社、非連結2社)の2014年4―12月期決算が10日出そろい、鋼板、条鋼ともに普通鋼電炉メーカーの業績は大幅に好転した。建設現場の人手不足などでマーケットの停滞感が続く中、一定水準の販売価格の維持と、主原料である鉄スクラップ国内価格の下落でメタルスプレッド(原料購入価格と製品販売価格の差)が拡大し、売上高は前年同期比で10社が増収、利益は経常ベースで9社が増益となった。合同製鉄と北越メタルの2社が黒字転換。朝日工業は14年2月の大雪被害による製鋼工場操業停止の影響で赤字となったが、損失幅が縮小し、10―12月期では黒字化している。

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