2015年12月7日

トピー工業・豊橋、形鋼圧延能力を向上へ 輸出比率高める 次期中計

 トピー工業スチール事業部(棚橋章・常務執行役員事業部長)は、現在策定中の次期中期3カ年計画(2016―18年度)において、豊橋製造所(愛知県豊橋市)の新製鋼工場で1時間当たりの粗鋼生産量を210トンに引き上げ、条鋼向けブルーム用電炉としては世界トップクラスの生産性を目指す。また形鋼を手掛ける大形工場、中形工場では圧延能力向上を目的に設備投資・改造を視野に入れ、加熱炉ネックや、圧延後の切断加工など精整ネックを解消するとともにロール調整時間の短縮を図り、小ロット対応など需要家ニーズを捕捉する。一方、「グローバル市場での競争力強化」をスローガンに掲げる考えで、異形形鋼の新開発・サイズ拡大、輸出を推進するとともに、ICT(情報通信技術)を活用した業務効率化などを図る。