2018年7月24日

小棒懇・里会長 「需要環境は悪くない」 6月生産、実需見合い

 全国小棒懇談会は23日、都内の鉄鋼会館で定例の記者会見を開き、里嘉郎会長(新日鉄住金執行役員建材事業部長)は「6月の小棒生産は74万8000トンと4カ月連続で70万トンを超える一方、在庫水準は前月比横ばいになり、実需見合いの生産ができている。建築着工床面積は4―5月の累計で前年同期比マイナスとなったが、全建築やRC造の絶対値は低くないレベルで、新設マンション着工戸数は2カ月連続で1万戸を超えるなど、需要環境は決して悪くない」との見解を示した。また、里会長は西日本豪雨を踏まえて「インフラ整備に欠かせない小棒メーカーが将来にわたって国民の安心・安全な生活を守るという使命を果たし続けるためには将来を見据えた事業継続に必要な体制と、取り組みを行わなければならない。その一環として、契約期間など商慣習の見直しを実行しなければならず、しっかりと思いを持って取り組むべきだ」とコメントした。

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