2019年3月15日

北海鉄工所、鏡板設備の集約完了 今期生産、月570トン計画

 北海鉄工所(本社=大阪府岸和田市、林孝彦社長)は今期(2020年2月期)、グループ全体の売上高については140億―150億円と前期(19年2月期)に比べほぼ横ばいから7%程度の増を見込んでいる。主力の鏡板の生産量については前期比でほぼ横ばいの月間平均で560―570トンを予定しており、製品価格の是正に注力する。また、今年2月には旧・臨海工場(岸和田市)の大型プレスなど全設備を本社工場に集約する作業を完了するとともに、これに伴う、組織再編も実施し、3月から新しい体制をスタートさせた。今後はこの集約効果を発揮し、コスト低減に努めていく。鉄道車両の部品の側ばりについては前期実績並みを計画している。モニュメント製作は周年記念向けなどを主体に受注・製作を強化し、前期の年間2億円を上回る売り上げを目指す。グループ企業の北海、ホッカイ、関西ステンレスセンターとの連携を密接化し、利益は最低でも前期並みの水準の確保を目指す。