2019年4月16日

国内鉄スクラップ続落、輸出安など下押し材料

 国内鉄スクラップ価格が先週末続落した。輸出安などが相場の下押し材料となった。先週13日入荷分から東京製鉄が全拠点で鉄スクラップ購入価格をトン500―1000円引き下げ、各地区電炉各社も同日から東鉄に追随する形で値下げしている。一方、「メーカーへの出荷が進み、ヤード在庫が一巡している」(ヤード筋)との声も聞かれるほか、今後は連休中に電炉各社の鉄スクラップ消費が増える上、韓国向けを中心とした鉄スクラップ輸出契約分の船積み出荷が進む見通しなどから「下げピッチは鈍化するのでは」(同)との見方も出始めている。

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