2019年5月17日

政府の温暖化対策長期戦略案 鉄連が意見書提出

 日本鉄鋼連盟は16日、パリ協定に基づく温暖化対策の長期戦略の政府案に対して、意見書を提出した。成長戦略としての対策は高く評価できるとした一方で、文言などに注文を付けた。2050年に80%削減、今世紀後半早期の脱炭素とした政府案は野心的ながら、鉄鋼業界としては水素還元製鉄やフェロコークスの技術開発、2100年をにらんだゼロカーボン・スチールへの挑戦などを着実に進める考えを強調した。